三つ子虐待死事件 実刑判決について

こんばんは、Haru-mamaです。

今日は1件、ある裁判結果を紹介したいと思います。

以下、3月16日(土)朝日新聞朝刊から引用させていただきます。

「生後11カ月の三つ子の次男を床にたたきつけて死なせたとして、傷害致死の罪に問われた愛知県豊田市の元派遣社員、松下園理被告(30)に対する裁判員裁判の判決が15日、名古屋地裁岡崎支部であった。野村充裁判長は懲役3年6カ月(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。

判決によると、松下被告は次男の泣き声にいらだち、2018年1月11日午後7時ごろ、自宅で次男を畳に2回たたきつけ、脳損傷により死なせた。

判決は、被告は犯行時、うつ病の状態だったが、完全責任能力があったと認定。野村裁判長は「無抵抗、無防備の被害者を畳の上に2回たたきつける態様は、危険性が高く悪質」などと量刑理由を述べた。」

世の中には毎日のように児童虐待のニュースが流れています。

子供が生まれてからは、こういうニュースに敏感になってしまい、ニュースを聞くたび読むたびに、怒りや悲しみの感情がこみあげてきてしまいます。

最近では、「千葉小4女児死亡事件」として、小学4年生の娘に対し毎日暴力をふるい続けて死亡させた父親が逮捕されました。

読むたびに辛い思いになり、読みたくないと思うこともあります。

しかし、少しでも多くの人が事件の内容を深く知って、再発につながる行動をすることが、亡くなった子供の生きていた証になるのかなとも思います。

今回紹介する三つ子虐待事件は、昨年1月に起こったものであり、残念ながら当時、私はこのニュースを聞いた記憶がありません。

この当時は既に子供がいたので、こういうニュースには敏感になっているはずです。

単純に目に入らなかったのであればまだしも、当時の私がよくある虐待事件と勘違いしたのであれば悲しくなります。

いろいろ調べてみましたが、今回の三つ子虐待事件はちょっとほかの事件と事情が異なります。

正直、このニュースを見て、この母親に罪はないのではないかとすら思いました。

誤解がないように言いますが、自分の子供を殺すことは許されることではありません。

しかし、その他多くの虐待事件、殺人事件と同列に扱われるのには違和感があります。

他の虐待事件と異なる点を挙げていきます。

① 三つ子を同時に育てていた。

一人の子供を育てるだけで、大変でうつ病になってしまうお母さんは大勢います。それが双子、ましてや三つ子になったときの大変さといったら、一人の時の比べ物にならないです。

私は双子以上の子供を育てたことはありませんが、我が家は1歳差の男の子2人であり、一人で育てるのに、体力を限界まで削っています。

2人同時に泣かれると途方に暮れますし、なかなか慣れるものでありません。

それが三つ子になると思うと、、、

もはや想像もつきません。

生まれたての赤ちゃんはミルクを毎日3時間おきに飲みますので、子供が3人いれば、1日にミルクを与える回数は24回です。朝昼夜関わらず、ミルクを1日中上げ続けることになります。

また、赤ちゃんは少なくとも1日に10回多い日には20回おむつを換える必要があります。子供が3人いれば、1日におむつを替える回数は多いと60回になります。

子供一人を抱っこするだけでも疲れるのに、3人もいたら休まる暇はありません。

子供はとても汗をかくので、1日に1回お風呂に入れてあげても、お風呂を入る前は臭くなってしまいます。子供3人いれば、手間も3倍です。

こんな毎日が1年365日続きます。

このお母さんも睡眠時間1時間だったという話もありました。

極限状態まで疲労し、そんな状態でまともな精神状態であったとは思えません。

双子の母親で、頑張って子育てしていたら、心筋梗塞で亡くなった人もいるそうです。

疲労と心筋梗塞に直接的な関係はありませんが、疲労とストレスが蓄積されると、心筋梗塞になる確率は高くなるそうです。

三つ子が家にいると、外出はほぼ不可能です。自分の睡眠時間を取るだけで精いっぱいです。

考えるだけで疲れてきます。

② 両親や夫の助けを十分に得られなかった。

出産直後は両親のいる実家に里帰りしていたそうですが、飲食店経営のため、まともに手助けを得られなかったそうです。

その後、半年間夫が育休を取得してくれました。しかし、旦那さんには申し訳ないですが、全く役に立たず、頼りにしなくなっていったようです。

旦那さんが職場に復帰した2か月後、この事件が起こってしまいました。

③ 行政に助けを求めたが、助けは十分に得られなかった。

市にも子育ての不安を相談していたそうです。しかし、市からは「双子の育児ガイドブック」と「多胎育児経験者の会のチラシ」を渡されただけのようです。

更に、出産後自宅を訪問した保健師に相談すると、子供を一時的に預けられる「ファミリーサポートセンター」の利用を勧められたそうですが、事前面談に3人の乳児を連れていくことが難しく、利用することはなかったそうです。

行政にありがちですが、結局本当にサポートが必要な人に、手が届いていない結果となっています。

私も妊娠中に市に0歳の子供を連れて行ったことがありますが、それでも十分に大変でした。妊婦に理解のない人が多い人混みを歩くのは怖いですし、まして3人の乳児なんて連れて出歩けるわけありません。

これらの状況が重なって、非常に辛い状況の中、母親が一人死ぬ気で頑張っていたのは想像に難くありません。

裁判では、涙を流しながら、次男に謝罪をしていたそうです。

しかし、裁判では非情にも実刑判決が下りました。

昔は、裁判官は、どんな事件にも、適切に裁きをかけるものだと思っていましたが、

全くそんなことはないそうです。

裁判官が間違うこともあります。

間違いとは言わずとも、裁判官によってこだわりもまちまちであり、それぞれの考えが判決に出たりしますし、基本的に、法律や過去の事例に沿ってしか判決をだせません。

しかし、時がたてば人々の考えも変わりますし、昔に作られた法律のままでは、世間一般の間隔とずれてしまうことも多々あります。

法律は正しいものだとも思っていましたが、法律は自動で時代にはついてこれません。

まあそれは医者にしても警察にしても然りで。

結局は人がつくった仕組みなので、それを使う人が変われば、仕組みも変わってもいいと思います。

前置きが長くなりましたが、母親が残された二人に向き合う時間を確保するためにも、次の判決では執行猶予をつけてあげてほしいと思います。

そんな世論の声の1つになればと思い、記事を書かせていただきました。

以下、参考URLを貼り付けます。

読んでいただき、ありがとうございました。